ドラマ化されていますが、ドラマはいっさい観ておりません。

でも気になっていたのでやっとレンタルできて大満足。





既刊は1~11巻までですが、私は10巻までしか借りられなかったけど、以下感想。












Wikipediaを参照すると、



料理人ケンは、戦国時代にタイムスリップし記憶を失っていた。間者と思われ斬り殺されそうになり、川へ飛び込んで逃げた瀕死のケンを助けたのは、夏という女性の刀鍛冶であった。


自分の過去も、現代人であることも思い出せないケンであったが、料理の技法や料理に関連する記憶だけは残っており、まだ蒲焼[1]しか調理法が無い
ウナギを開いて白焼きにする[2]。「カモ焼きまんじゅう(実はライスバーガー)」を売り出した料理の腕から京の都で評判になったケンを、
織田信長は自分の料理頭に取り立てた。


現代では当たり前に存在する食材も調味料も無い中、ケンは信長からの数々の難題の真意を汲み取り、信長に敵対する武将の心も料理で惹きつけ、信長と共に自身の知識と創意工夫で新時代を築いていく。










読み始めは、とにかく織田信長が怖くて怖くて・・・・





理不尽に城に連れてこられて、理不尽に客を満足させれなかったら殺す的な感じのことを言われて・・・

















もうっ!信長なんか嫌いだ!!!!(`ε´)







てね



なるはずなんだけどね






なんかどんどん、どんどんいとおし~くなるんです。
/>



そんでちょっとあの人かっこよくない?ってなるの。





人いっぱい殺すし、味方にも容赦ないのにね。





いつ誰に裏切られるか分からない恐怖と孤独を抱えてて、

大切な人を失う悲しみを乗り越えながら、この国の行く末だけをひたすら考えている。(ように見える)





意外と甘党なエピソードもあり、



可愛い人なんです。

顔はいかついけど。





そして平成からなぜかタイムスリップした主人公・ケンが少ない材料で工夫を凝らして料理する実直な姿に、思わず



「がんばれーーー!」



って声をかけたくなるのです。(黄色のポンポン持って応援したくなる)





バターが無ければ、しょうゆ(めっちゃびっくりしたけど、醤油は江戸時代からのものらしい)もない。野菜も堆肥を作る技術がまだ生まれていないので味も違う。



それでも出てくるいろいろな食べ物が美味しそうでよだれが出ます。









ネタバレになりますが、帝に献上したクレープシュゼット。

「味見役になればよかった」と思う足利義明に激しく同意



ストーリーがしっかりしているし、それぞれのキャラに魅力があり笑えるところと泣けるところがそれぞれあります。





特に、徳川家康と武田信玄の戦は両将の想いにぐっと胸をつかまれました。









戦国時代はかくも生きるに厳しい時代かと、それでもみんな一生懸命生きていてかっこいいのです。



「のぼうの城」でも大好きだったのが、戦国武将が名乗りを上げるシーン。(敵の前で自分の自己紹介のようなもの)後は、陣形を戦況に合わせて変形するところとか。



この時代独特の戦闘ルールが分かってますます歴史に興味が出てきました。









さて、女子としては大事なのが恋愛要素なんですけど、

しっかりとあります




が、












夏か楓か選べない~~~~。・゚(゚`Д)゙(私が





私的には楓に幸せになってほしいのですが、夏と(プラトニックな)恋仲なのです。。





信長様と帰蝶様はラブラブで嬉しい限り。この二人のやりとり見るとにやにやしますわ。







一番好きなのは家康だったりする。あ、森蘭丸も可愛い。でもこの子って歴史上どういう人物なんだろう?名前は聞いたことあるけれど。明智光秀も良い人なんだよなあ~。



作中では本能寺の変まではあと10年ほどらしい。

どういったクライマックスを見せるのか。





料理のことも歴史のことも勉強できる、一石二鳥マンガです。





それにしても、ケンが(男にも女にも)モテすぎててすごい。